【背景】
盛岡市の街中にある築35年木造アパートのフルリノベーションの計画です。
街中での新たな暮らし方・働き方を提案する、事務所兼共同住宅として改修を行いました。暮らし方の『濃度』が各室違う設えとし、かつては木材が終着する木場であったエリアを様々な生活と働き方の結節点『node』となるように用途企画から建築設計まで携わりました。
【こだわりポイント】
・かつては木場だった地歴を受け継ぎ、市産材を細分化して外装材とすることで、温かな景観形成と共に部分改修も可能になり地域に長く愛される建築となるように計画。
・事務所-SOHO-住居と暮らしの『濃度』が異なる6住戸を計画することで、建築全体で賑わいや暮らす楽しさ、心地よい働く環境『結節点』を形成。
・内部が外に繋がっていくような、外部が内部に入り込んでいるような、空間の『濃度』の揺らめきのある空間デザイン。
・断熱改修を行いつつ、空調・気流計画や照明デザインにより環境負荷を低減と心地よさを両立する環境設計。
【物件概要】
主 用 途 :事務所、共同住宅
所 在 地 :岩手県盛岡市
延床面積 :357.73㎡
所在階 :地上2階
構 造:木造
【プロジェクトメンバー】
意匠設計:NoMaDoS / 乙坂譜美、千葉光
環境設計:NoMaDoS / 高橋良輔
構造監修:ベタニヤ建築事務所 / 佐々木茂樹
照明デザイン:TILe株式会社 / 岩壁泰良
施工:有限会社 岩井沢工務所
写真:吉田健太郎写真事務所