【背景】
新聞販売所であったテナントを改修し、3つの空間的な要素を持つ「病院と整体のあいだ」の店舗計画です。
① 施術ベッドを用いた施術スペース
② マシンを利用した運動スペース
③ 大型鏡を設置したストレッチスペース
時にはイベント利用などで人の集まる場所として、開かれた空間をご要望いただきました。
当初の1室空間にしたいというご要望に対して、建物内部の基礎立ち上がりによって
大掛かりな撤去工事となってしまうため、逆に既存の躯体を活かして視線は通りながら空間としては緩やかに区切られる計画としました。
また、基礎立ち上がりの高さに合わせて円形のベンチを中心に設け、
自然と中心のベンチに人や視線が集まる設計として各エリアを繋ぐコミュニティスペースをかけ合わせた場としました。
【こだわりポイント】
・「集い」の象徴と使い勝手を満たす環のベンチ。
・構造を活かした空間と家具デザイン。
・他の利用者を気にせず運動や施術に集中できることと、他の利用者との交流を同じ空間で行うことを両立した空間の使い方。
【物件概要】
主用途:整体・ジム
所在地:岩手県紫波郡矢巾町
延床面積:67.07m2
所在階:1階
構造:木造
【プロジェクトメンバー】
設計:NoMaDoS / 吉田航、千葉光
施工:株式会社EIKOU
(家具:サイトウ木工)